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キットキミニハトドカナイ
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「もし、私が他の男の人と結婚しても良いの?」
唐突にそう聞かれた
僕の幼馴染みであり隣のお姉さんである女(ヒト)
小さい頃から可愛がって貰っていた
いつも一緒に通学して
いつも一緒に帰宅して
いつも一緒に遊んだりして
いつも いつも いつも
それが、僕等にとっては当たり前だった
それが、突然終わりを告げた
それが、唐突に崩れ始めた
それが、簡単に崩れてしまった
10年の月日が流れ
僕は14歳
彼女は16歳
彼女の家は由緒正しき家柄
彼女が結婚を許される歳になったその時
彼女の見合いが決まった
そんな、時だった
彼女は僕にそう聞いたのだ
「もし、私が他の男の人と結婚しても良いの?」
僕には聞かれている意味が
分かるようで分からなかった
本当に分からないのか
分かっていて気づかないフリをしているのか・・・
おそらくは後者だろう
だから、
だから、僕は
だから、平民である僕は
だから、一般庶民である僕は
だから、彼女から遠い僕は
だから、弱い僕は
言う事など始めから決まっていた
「僕には分からないですよ」
そう言った
「そう・・・」
彼女は少しだけ微笑んでそう言った
その表情は何とも悲しく痛切で儚げで弱々しくて辛いモノだった
その表情の理由を僕は知っている
知っているからこそ
「僕はアナタが幸せならそれでいいです」
「ばか」
言えない言葉
(私がアナタなしで幸せになれないこと知ってる癖に・・・)
唐突にそう聞かれた
僕の幼馴染みであり隣のお姉さんである女(ヒト)
小さい頃から可愛がって貰っていた
いつも一緒に通学して
いつも一緒に帰宅して
いつも一緒に遊んだりして
いつも いつも いつも
それが、僕等にとっては当たり前だった
それが、突然終わりを告げた
それが、唐突に崩れ始めた
それが、簡単に崩れてしまった
10年の月日が流れ
僕は14歳
彼女は16歳
彼女の家は由緒正しき家柄
彼女が結婚を許される歳になったその時
彼女の見合いが決まった
そんな、時だった
彼女は僕にそう聞いたのだ
「もし、私が他の男の人と結婚しても良いの?」
僕には聞かれている意味が
分かるようで分からなかった
本当に分からないのか
分かっていて気づかないフリをしているのか・・・
おそらくは後者だろう
だから、
だから、僕は
だから、平民である僕は
だから、一般庶民である僕は
だから、彼女から遠い僕は
だから、弱い僕は
言う事など始めから決まっていた
「僕には分からないですよ」
そう言った
「そう・・・」
彼女は少しだけ微笑んでそう言った
その表情は何とも悲しく痛切で儚げで弱々しくて辛いモノだった
その表情の理由を僕は知っている
知っているからこそ
「僕はアナタが幸せならそれでいいです」
「ばか」
言えない言葉
(私がアナタなしで幸せになれないこと知ってる癖に・・・)
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プロフィール
HN:
ren*
性別:
女性
自己紹介:
神様なんて信じない
悪魔だったら信じるカモ
そんな捻くれ者です
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