2008/12/28 (Sun) 寒い日の日常

冷たくなった手を擦り合わせ

白い息吐いて


“寒いね”


と一言



そしたら君は何も言わずに


手を握ってくれる




寒い日の日常

（だけど、君の手の方が冷たかった…）

2008/12/21 (Sun) 影

伸びた二つ影は


夕暮れに染まり


ある一点重なっただけで

それ以上重なる事はなかった





永遠に・・・



（それは小さかった頃の

　　　　　苦い想い出であり甘い一時であった）

2008/12/16 (Tue) 頑張れ

“頑張れ”


アタシもう十分頑張ってるよ


“がんばれ”


止めて

それ以上言わないで


“ガンバレ”


言うだけ言ってあなたは何もしてくれない





頑張れってなんて無責任な言葉

2008/12/14 (Sun) 正否

何が正解で何が不正解なんて


それは誰にも分からない


誰かが決めた正否など意味がない



信じ続ければそれが正解になるわけでもない


それでも信じ続けたい

この決断が不正解だとしても



自分が信じた道だから


後悔はしない
 

2008/12/09 (Tue) 時計

あの時計は

１２時を指したまま

時を止めた


ねじ曲げられた空間の中で

壊れてしまった

あの時計は


時空の狭間で

歪んでしまった私と共に

消えゆくのが運命